□□□
□□




飛行機で行く旅行

 第6回 テソーミルーム  あらゆる占いの中で、最も緊張するのが手相占いです。手相に表れるという不吉なサイン(事故、病気、死etc……)が恐ろしいです。「友だちの友だちの友だちが手相観に観てもらったら、あなたの手相は観られません、と言われ、鑑定を断られ、その直後交通事故で死……」といった都市伝説を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。芸能人で無防備に手の平を画面に向けて全国放送で運命を晒している人を見ると、他人事ながら心配になります。手相といったら、住所・氏名・年齢よりも守秘すべき重要な個人情報だと思います。今回、久しぶりに、自分の手相を人に観てもらうということで緊張感をみなぎらせ、道に迷いながら外苑前のテソーミルームへ。 不用品回収、粗大ゴミ、粗大ごみ  テソーミルームとは、日笠雅水さんという、音楽業界でも暗躍しているカリスマ手相観ウーマンの鑑定室で、予約1ヵ月待ちの人気です。「行くと元気になる」と評判なので、手相に臆病な私でも若干安心です。 沖縄旅行  はじめてお会いした日笠雅水さんは、植物系ナチュラル美人で癒しのオーラを放っていました。手を差し出して鑑定スタート。  すると、「21〜22歳まで震えながら生きてきたのね」と、日笠さん。 札幌 ビジネスホテル 「家族の中で居場所がなくて、窮屈で、呼吸がうまくできない感じで辛酸をなめてきたんですね」   高速バス、夜行バス  なんとそれは生命線の起点のもやもやしたところに表れているそうです。たしかに家がとても厳しくて常に監視されていて息苦しくて、たまに無呼吸症の発作を起こして花畑を見たこともありました。でもそんな過去は水に流して、何よりも嬉しかったのは「辛酸をなめてきた」というお言葉です。これまで「本当は辛酸なめてないんじゃないの?」とか「自分のほうが辛酸をなめている」と言われることが多々ありましたが、カリスマ手相観の日笠さんが私のペンネームに太鼓判を押してくださいました。 横浜マンション  今は、家を出て気分がラクになり、家族との関係も良くなったのが手相に表れているそうですが、右手の親指の第一関節の裏側の線がゴツゴツしていて、社会的な面で窮屈さを感じている、と言われました(左手の場合はプライベートを表すそう)。毎日しめきりに束縛されているのが出ているのかもしれません。 埼玉 一戸建て  ちなみに運命線などに出る仕事運は、今はまだ助走期間で(ということはこの後もっと大変な感じに……?)34歳からまた第2章が始まるらしいです。仕事を現す線が、死後まで伸びているそうで「100年後、マニアがあなたの本を古本屋で探しているわ」というのも嬉しいです。100年後、骨董的価値が付くとしたら、今まで本を買ってくださった方への恩返しに……。 結婚式演出、結婚式サプライズ  手相にこんなことまで出ているのかと驚いたのは、「21歳から30歳すぎまで、あなたは排他的に生きてきましたね。土星丘が発達しているので一人好きでもあるのですが、一人の空間で自分を守ってきたようです。その10年間は『してやったり』という感じがしますね」という日笠さんのコメントです。おっしゃるとおり、21歳くらいから最近まで、半ば意図的に友人知人と疎遠になり、仕事に励んできたのです。とくに飲み会、二次会の類に出ると時間が足りなくなるので、仕事のために社交時間を削っておりました。ただ、仕事ばかり優先した結果、ふと気づけば誰からも遊びの誘いの電話がかかってこない淋しい状態になってしまい、最近はできるだけパーティに行って社交に励んでおります。  友だちが少ないという悩みに対しては「友だちには同じレベルの法則というのがあって、自分が100の力がある場合、80の人は仲良くしてくれるけど、向こうからは気後れして声をかけにくかったりします。それよりは、120の力のある人に声をかけて遊んでもらうのが楽しいんじゃない」と、アドバイスいただきました。120の人ということは芸能人とかセレブでしょうか? しかしテレビの仕事などで同年代の素敵な女性と知り合って、仲良くなりたくてメールを送っても1往復で終わってしまいます……。120の人は忙しいみたいなので、ひとまず80や90の人でがまんしようと思います(とか言うと、80や90の人は気分を害して去ってゆき、ますます孤独になりそうです……)。  と、話は手相だけにとどまらず、霊に憑かれやすいという悩みには「神様あとはお願い〜」と頼めばいい、というスピリチュアル生活の知恵まで教えていただいたり、尖った棒で手相を鍛えてもらったり、充実の1時間弱でした。あれから仕事運が気になって手相ばかり見てしまい、仕事が進まないというプチ弊害が発生していますが……。 2007.6.21 | コメント一覧 | コメント入力 | トラックバック 次回の投稿 ≫≪ 前回の投稿トラックバックURL: http://shinsan.yomone.jp/wp-trackback.php?p=12 コメント (2): >> 私も以前に鑑定して頂きました。漫画の通りでしたっ!(笑)しかし、丁寧な言葉使いとは裏腹に、日笠さんの態度が「観てやってるんだから」って感じで、とても不愉快な気持ちでいっぱいでした。 あの値段といい、もう2度と観てもらうものか(怒)! と思いました。 コメント by はじめまして♪ ? 2007/6/27 水曜日 @ 21:18:06 私も先日鑑定していただきましたよ。 確かにマンガの通りでした(笑) すごく目の澄んだ癒し系の先生で、 私はすごく勇気付けて貰いましたが・・・。 コメント by チャンジャ ? 2008/4/30 水曜日 @ 23:32:04 トップへ戻る 本田透Monday?Friday (Toru,HONDA) 作家。『イマジン秘蹟』『円卓生徒会シリーズ』『ボクの紫苑』シリーズなど好評発表中。『喪男(モダン)の哲学史』等評論でも執筆活動を展開する。 ニコニコなネ申Tuesday (nikonikoGOD) 動画配信サービス「ニコニコ動画」で活躍する人間たちに目を向けて、彼ら(彼女ら)のリアルな考え方、生き方に目を向けていく。 堀田純司Wednesday (Junji,HOTTA) 大阪府出身。ノンフィクションライター。キャラクタービジネスやロボットテクノロジーなどの分野を主に取材する。著書に『萌え萌えジャパン』など。 北尾トロThursday (Toro.Kitao) 福岡県生まれのライター。著書に『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』『男の隠れ 家を持ってみた』など多数。現在「ダ・ヴィンチ」「週刊文春」などで連載中。 カラスヤサトシFriday (Satoshi,KARASUYA) 大阪府出身。「月刊アフタヌーン」等で作者自らを主人公にした4コマ漫画を連載。カラスヤサトシの奇行は単行本『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシ2』でたっぷりどうぞ。 NAOH [講師]Sunday (NAOH) 関西発、ファンキーサックスプレイヤー。ライブハウスやクラブシーン、テレビ・ラジオ・WEBコマーシャル、また番組司会や執筆等で幅広く活躍中。日曜枠のサックス講座講師として、BBNに華を添える。 カテゴリー一覧 お知らせ (3) Webラジオ (3) カラスヤサトシ (33) カラスヤサトシのハッピーセレクション (33) コラム (1) コラム (1) ニコニコなネ申 (5) なんだ、ただのネ申か (5) NAOH (10) 独女の嗜みサックス講座 (10) 北尾トロ (3) テッカ場 (3) 堀田純司 (13) おもしろさは誰のものか (6) 本当にやってみる映画紹介 (7) 宮坂琢磨 (13) コラム (1) Tuesday Night issue (12) 本田透 (116) フリードリヒ (102) 神秘之日本 本田探検隊シリーズ (12) 第十の世界 THE ART OF ” F R I E D R I C H ” (2) 松下友一 (25) BBN eye (25) 世良石マサノリ (9) 西京の世良石さん (9) BACK NUMBER 2008年 8月 2008年 7月 2008年 6月 2008年 5月 2008年 4月 2008年 3月 2008年 2月 2008年 1月 2007年 12月 2007年 11月 北尾トロ テッカ場 テッカ場  第1回 【競走馬セリ市】  お声掛け、いただけませんか!? (後編) “テッカ場”――それは欲望がほとばしり、満たされる場。人々は場の熱にうかされ、普段は表に出すことのない、生々しい姿をさらけ出す。 初潜入の“テッカ場”は、競走馬の競売場。ウン千万円の金が乱れ飛ぶバブルなイメージで潜入してみたら、意外や意外!“もしかしたら、自分でも買えるかもしれない”手ごろなお値段ばかりが並ぶ。 この“テッカ場”で果たしてどんな人間模様が繰り広げられるのか? 前編はこちらから 中篇はこちらから メガネおやじと初老紳士の  1000万超ガチンコ対決  そして、スタッフを含め客席が激しくヒートアップしたのが、ぼくが馬主なら買いたいくらいの血統と馬体を持つ、29番の馬だった。父に当代きっての人気種牡馬の一頭であるホワイトマズル、父の父がダンシングブレーヴという父系。母シーガルクインは1勝馬だがまずまず走る子を産んでおり、その父が3冠馬ミスターシービー。競馬をしない人にはちんぷんかんぷんかもしれないが、ようするに馬体だけじゃなくて血統的な裏付けもある有望株だということだ。  セリは500万から開始。即座に5人の手が挙がり、1分もたたないうちに800万円に達した。ここで2人が脱落し、残るは3名。座っている場所がバラバラのため、スタッフ3名がライバルを威嚇するように大声を張り上げる。誰が勝つのか、どこまでセリ上がるのか。  1000万円で1人が降りた。これでマッチレースだ。  戦っているのは、実馬展示で見かけたメガネおやじと、夫婦できているらしき初老紳士。メガネおやじが間髪入れず値をつりあげるのに対し、紳士はおっとり型。数秒してから手を挙げる。  メガネおやじがすぐ値を上げるのは、自分は降りる気がないとアピールすることで相手にプレッシャーを与えるためだろう。競り合えば、たとえ勝ったとしても値が上がってしまう。一刻も早く決着をつけたいのである。  紳士は、メガネおやじの駆け引きをはぐらかすように、しぶとくついていく作戦。どことなく余裕が感じられる態度は豊富な資金力を想像させ、メガネおやじへの逆プレッシャーとなっていそうだ。  お互い譲らぬまま、値段は1150万までつり上がった。ここまでくると、さすがのメガネおやじも考え考えの挙手。紳士も隣に座る婦人の顔色をうかがいながらついて行く感じである。 「1200万、1200万ありませんか。35番様、いかがでしょう」  番号で呼ばれた紳士。考えている。さあ、行くのか、降りるのか!  挙げた! これはひょっとしたら夫人が負けず嫌いなのかもしれない。  メガネが苦しげな表情になっている。が、粘った。しつこいヤツめ、とでも思っているのか、相手を見やりつつゆっくり挙手。





□□
□□□